多肉植物

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多肉植物は、葉や茎に水を蓄える性質を持つ植物の総称であり、園芸店で見かける株を同じ育て方でそろえて管理すると、休眠期に水を与えすぎて根を傷めやすい植物である。園芸店勤務時代、レジで「これ全部同じ育て方でいいですか」と聞かれるたびに答えに詰まったのは、同じトレーにエケベリアとセンペルビウムとハオルチアが並び、

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多肉植物の「枯れた」は、見た目だけでは同じでも中身がまったく違います。葉がシワシワなら水不足、下葉が黄色く透けてぶよぶよなら過湿で、ここを取り違えると水を足したつもりが根腐れを進めてしまいます。

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エケベリアは、冬の窓辺でも春の光不足が続くと節間が開き、伸びた茎はもう元には戻りません。けれど、そこで終わりではなく、胴切りで切り直せば頭・親株・葉に分けて増やせるので、むしろ株を締め直しながら数も増やせます。

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ハオルチアの葉先にある半透明の窓は、体の奥まで光を取り込むための器官です。オブツーサのような軟葉系では、この窓の透明度が光の当て方でほぼ決まり、置き場所と遮光の工夫が管理の中心になります。

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ハオルチアのオブツーサは、葉先の半透明な窓で光を受ける多肉植物で、育てているうちにその窓が白く濁ったり緑がかってきたりすると、思わず水やりや置き場所を見直したくなるものです。

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多肉植物の寄せ植えは、見た目のセンスより先に「生育型をそろえる」ことで仕上がりが安定します。春秋型・夏型・冬型を混ぜると管理のズレが起きやすく、特に初心者は購入時の印象だけで選ぶと失敗しやすいんですよね。

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エケベリアは、メキシコを中心に広がるベンケイソウ科の多肉植物で、約180種もの原種を持つ属です。属名は18世紀の植物画家アタナシオ・エチェベリアに由来し、小型種のミニマから直径約40cmの大型種ギガンテアまで、姿の幅広さも魅力になっています。

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南向きの窓辺でも、レースカーテンを一枚はさんだ場所へ移して2週間ほどで、うちのオブツーサの窓がまたきらっと光を返したことがあります。ハオルチアの透明窓を美しく保つ軸は、やわらかい光と春秋の適度な潅水、風が通る環境、そして水はけと保水の両方を持った用土にあるんですよね。

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私の家は北向き窓と南向きベランダの二刀流なのですが、北側ではハオルチア、南側ではエケベリアが安定して育ってくれて、置き場所と生育型の相性こそが失敗を減らす近道だと実感してきました。

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多肉植物の寄せ植えは、ただ小さな苗を集めるだけでなく、鉢選びと土、そして配置の考え方で仕上がりがぐっと変わるんですよね。浅くて広い底穴付きの鉢に、同じ生育タイプの株を3〜5株合わせ、色・形・高さの3つを見ながら非対称に組むと、おしゃれでも管理しやすい一鉢になります。

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多肉植物を増やす方法は葉挿し・挿し木・株分けの3通りありますが、同じ株でも向くやり方は案外はっきり分かれます。春のベランダで、植え替えのたびに外れた葉をトレーへ3cm間隔で並べたとき、芽が出るまでの待ち時間の長さをしみじみ感じて、「何でも葉挿しで増やせるわけではないんですよね」と実感しました。

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エケベリアは、春と秋にきゅっと締まったロゼットを見せてくれる多肉植物ですが、その姿を保てるかどうかは「日当たり・風通し・乾かし気味」の3つでほぼ決まります。NHK出版 みんなの趣味の園芸 エケベリアとはでも、エケベリアは春秋生育型で日当たりのよい環境を好む植物として紹介されています。