藤田 みどり

園芸家・グリーンスタイリスト

園芸店勤務8年を経てフリーランスに。住宅やオフィスのグリーンコーディネートを手がけ、自宅で150種以上の植物を栽培中。

藤田 みどりの記事 (11)

多肉植物

多肉植物は、葉や茎に水を蓄える性質を持つ植物の総称であり、園芸店で見かける株を同じ育て方でそろえて管理すると、休眠期に水を与えすぎて根を傷めやすい植物である。園芸店勤務時代、レジで「これ全部同じ育て方でいいですか」と聞かれるたびに答えに詰まったのは、同じトレーにエケベリアとセンペルビウムとハオルチアが並び、

多肉植物

多肉植物の「枯れた」は、見た目だけでは同じでも中身がまったく違います。葉がシワシワなら水不足、下葉が黄色く透けてぶよぶよなら過湿で、ここを取り違えると水を足したつもりが根腐れを進めてしまいます。

多肉植物

エケベリアは、冬の窓辺でも春の光不足が続くと節間が開き、伸びた茎はもう元には戻りません。けれど、そこで終わりではなく、胴切りで切り直せば頭・親株・葉に分けて増やせるので、むしろ株を締め直しながら数も増やせます。

多肉植物

ハオルチアの葉先にある半透明の窓は、体の奥まで光を取り込むための器官です。オブツーサのような軟葉系では、この窓の透明度が光の当て方でほぼ決まり、置き場所と遮光の工夫が管理の中心になります。

観葉植物

観葉植物の葉が黄色くなる現象は、見た目は一つでも原因が水のやりすぎ、水不足、葉焼け、根詰まり、栄養や環境の乱れまで分かれます。しかも対処は、水を減らす場合と増やす場合で正反対になるため、まずは黄色くなった葉の位置、質感、鉢の重さで切り分けることが出発点になるのです。

観葉植物

ビカクシダ(コウモリラン)は、鹿の角のように伸びる胞子葉と、株元を包み込む貯水葉をもつ着生シダです。園芸店で板付けのビカクシダがシナシナになって持ち込まれる場面を何度も見てきましたが、原因の多くは水やりを日数で決めていたことにありました。

観葉植物

エバーフレッシュは、中南米のメキシコからエクアドルにかけて自生するマメ科ネムノキ亜科の常緑樹で、和名はアカサヤネムノキです。涼しげな羽状の葉と、夜になると葉を閉じる就眠運動が魅力ですが、この動きは蒸散を抑えて水分を守る正常な習性なので、買ったばかりの株が暗くなるたびに「枯れたのでは」と慌てる必要はありません。

多肉植物

ハオルチアのオブツーサは、葉先の半透明な窓で光を受ける多肉植物で、育てているうちにその窓が白く濁ったり緑がかってきたりすると、思わず水やりや置き場所を見直したくなるものです。

観葉植物

水挿しは、切った茎を水に挿して根を出させる増やし方で、園芸店で働いていた頃から自宅で150種以上を育ててきた中でも、剪定で出た枝を生かしやすい方法として重宝してきました。最初に成功したのがポトスだったこともあり、今ではコップ・水・清潔なハサミだけで始められる手軽さが、初心者に向いた理由だと実感しています。

観葉植物

ハイドロカルチャーは、土の代わりにハイドロボールで観葉植物を育てる室内向けの方法です。土を使わないぶんコバエが湧きにくく、ニオイも出にくいので、デスクや窓辺に置く一鉢として扱いやすいでしょう。

観葉植物

猫と観葉植物のある暮らしは、藤田みどりのように自宅で150種以上を育てる園芸家でも、まず安全性から組み立てるのが基本です。猫が口にしても中毒を起こしにくい12品種を選び、危険な植物を避け、いたずら対策と誤食時の動きまでそろえておけば、正しく選んで無理なく共存できます。